【レビュー】待ってて愛のうた【考察】
「待ってて愛のうた」とは
Aqoursの2ndシングル、「恋になりたいAQUARIUM」のカップリング曲として発表された曲。
レビュー
爽やかで切ないメロから、少しずつリズムを刻むドラム、心地よいハンドクラップが聴き手もその曲のリズムに心打たれていきます。
Aメロ前半は軽い響きですが、後半はベースを効かせた音を中心に、曲に奥行きをもたせていきます。
Bメロではリズムが細かく変わるものの、メインのリズムは変わることはないので全く違和感はありません。
サビでは所々にハンドクラップを入れ、特徴的というよりも印象的で頭に残るリズムに仕上げています。
間奏部分ではギターを目立たせ、少し荒削りな部分を出しつつも、Cメロでは落ち着いたピアノを中心にボーカルを目立たせつつ、Cメロ後半ではまた少し波がたったようなイメージで歌詞と調和したリズムがとても癖になります。
落ちサビでは少しタメた音が一気にボーカルとともに広がる感覚が視界が開けたように感じて個人的にとても好きです。
曲の最後は、ピアノでまた穏やかに爽やかに、でもどこか切なく終わる…そんな楽曲です。
考察
Aメロ
1番「今日は静かに流れてく」は、愛を知らず、愛に揉まれて行く様を知らないから、今日の波のように穏やかだな、という意味なのかなと感じました。
「すれ違うひともなくて」は愛を確かめる、経験できる相手がいないこと。まだ一人で愛についてかんがえているだけの様を表している?
2番「少しだけ切ない気分」愛を知らない自分が少し嫌になった?
「ひとりきり立ちどまれば」愛について考えるがゆえに、自分は今一人なんだと痛感して少しだけ切なくなったような描写。
Bメロ
1番「そんな強い想い」淡い恋よりも重く、今までの経験では計り知れない想いのことを言っているのでは
2番「胸を焦がす恋のチカラ」ここでもう自分なりに愛とはなにかの答えは出ている。
サビ
1番「待っててくれるかい?」は、いつかの愛の相手に向けた問いかけ
2番「信じてくれるかい?」も同様。
「恋のあれこれ」と「だからあれこれ」は少し掛かっているのかなと思った。
前者は喧嘩したり、仲良くしたり、それこそいろんな事が起こること。後者はいろんなことを考えずに今は素直に歌わせてほしいこと。いろんなってところが被ってるように思える。
Cメロ
「愛のうたの香りは潮風より青くて」は、思い描いている理想のきれいな愛は海や空のように途方もなく透き通っていて底がない、ということを表しているのではないか。
終わりに
「待ってて愛のうた」は個人的にとても好きな曲で一度レビューしてみたかったので記事にしました。
また記事にしたい曲があれば随時記事に起こしていきたいと思います。